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農業のデータ活用は8割失敗する?成功する2割の産地が行う2つのこと

農業でのデータ利活用は次第に注目度が高まっているものの、その分失敗事例も増えており、毛嫌いの対象となっている方も多いのではないでしょうか。
これまで他社一倍”失敗”経験も積んできたテラスマイルが、導き出した成功するための必要要素について、暫定解を共有します。

データ活用も”種まき”の前に勝負が決まる

農業では、“苗半作”や“苗八作”といった過去からの言葉があります。

農業でのデータ活用においても、実際にデータを活用する前に、勝負の半分以上が決まっています。

データを活用する前には、行うべき重要なステップがあります。それは「目標設定」です。

私たちの会社は、データ分析サービスを提供する会社ではありますが、同時に「目標設定ワークショップ」を通じて、データ活用に踏み出す前に、目標を明確にして具体化させることに取り組んでいます。

実践してきた事例の中には、目標設定に多くの時間を割いたこともあります。

目標設定プロセスの4ステップとは

目標設定はいくつかのステップに分けられ、最終的には納得感の高い、具体的かつ定量的な目標に落とし込まれるよう努めています。

もちろん、目標を一人で考え抜いて立てる難しさも、困難さも理解しています。

私たちの目標設定プロセスは、以下の4つの工程からなります。

  • 意識改革
  • 具現化したいビジョンの明確化
  • 進化が必要な領域の抽出と優先順位付け
  • 現状分析の実施

もし蓄積されたデータがあれば、現状分析において、そのデータをもとに仮説の検証と確認を行います。

データをこれから取られる方は、メモにならないようにお気を付けください。

なぜなら、「データ」と「メモ」は異なる形式で記録されるからです。

メモは役に立たない

 データは「ショート・シンプル・ストレート」なものが好ましいです。

「自分だけのメモ」ではなく、“使えるデータ”にするためには、記載の際に3つの要素を意識頂ければ幸いです。

  • 「日付」
  • 「キログラム」
  • 「圃場別」

圃場別は大変かもしれませんが、それができると有効なデータとなります。

「目標設定」と「データの記録」を是非、今日から心がけてみてください。